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心臓リハビリテーション-運動療法|さの内科循環器クリニック

さの内科循環器クリニック

Cardiac rehabilitation

心臓リハビリテーション 
運動療法

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Cardiac rehabilitation
運動療法

心臓リハビリの中心である運動療法は非常に重要であり、その理由として運動の耐久性の改善、労作時の息切れや疲労感そして心不全や狭心症発作の軽減、生活の質の改善がみられるからです。

これにより寿命が延びることが期待でき、入院を予防、さらには心血管を痛める高血圧、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病にも効果があります。

運動療法風景

Work out program
運動プログラム

レッドコード
(レッドコードエクササイズ)

レッドコードは天井から下げられた赤いロープを使って行う運動療法で、健康の維持管理を目的とした効果的なエクササイズです。
レッドコードには色々な運動方法があり、高齢の方もストレッチ、バランストレーニング、筋力を鍛えることができます。

 

当院では、理学療法士が正しい姿勢で運動を行うことができるよう指導をいたします。
さらに同時に最大4人まで行えることができ、集団で一緒にトレーニングすることで楽しく運動療法をおこなっていただけます。

自転車型エルゴメータ (有酸素運動)

自転車エルゴメーターは心肺持久力の向上や筋力増強、歩行能力の改善などを目的とした運動療法です。
どれだけ運動ができたか確認でき、座って運動するため転倒しにくく膝関節なども負荷が少なく安全性にも優れています。
さらには体が丈夫でない方から、動ける方々まで対応が可能です。

 

【効果】

  • 心疾患の予防や代謝反応の改善
  • 体重や体脂肪率の低下
  • 下肢筋力や脚力、上肢筋肉量の増加
  • 認知機能の向上
  • 歩行運動機能の改善
  • 固有感覚や筋の協調性の改善
  • 下肢の循環の改善
  • 関節可動域の改善
自転車型エルゴメータ (有酸素運動)

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Nutritional guidance

栄養指導・生活指導

栄養管理は非常に重要です

心臓・血管の病気の発症の予防や重症化を防ぐためにも、肥満、メタボリック症候群、脂質異常症、高血圧、糖尿病、慢性腎不全などの総合的な管理が必要です。それは運動療法だけでなく栄養管理も非常に重要とされています。

さらに肥満は心臓・血管の病気だけではなく、様々な病気のリスクとなります。このため、カロリーや炭水化物、食物繊維、脂肪や塩分の摂取の認識はとても大事です。 一方で、進行し繰り返す心不全の方々に関しては低栄養、筋力低下、痩せが寿命を縮めることが知られています。このような方々にとっては、いかに太るかが重要であり、それに合わせた食事管理が重要となります。

 

最近では心不全の方に厳格な塩分制限(塩分約3.8g/日未満相当)は寿命をのばさないことも報告されました。さらには日本のガイドラインから高齢である心不全の方に対するたんぱく質摂取量の目標は1.2g/kg/日以上とし、慢性腎臓病が併発している場合は症例に合わせて制限するよう明記されています。
これより、それぞれの方々の病気、体格、環境や状況なども異なるため個々に合わせた管理が大事であると言えます。
当院では、管理栄養士が病気の方々に合わせてそのお手伝い、アドバイスがをいたします。

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CRP effect

心臓リハビリテーションの効果

ガイドラインや様々な報告から心臓リハビリテーションの有効性が報告されています。

 

  • 運動の耐久性の改善
  • 自覚症状の改善
  • コレステロールなどの脂質代謝の改善、危険因子の改善
  • 自律神経活性の改善
  • 禁煙率の改善
  • 生活の質の改善
  • 精神状態の改善
  • 死亡率の改善
  • 再入院率の改善
  • 安全性
狭心症における運動療法の効果

状態が安定した狭心症において、心臓カテーテル治療よりも運動療法の方が良好な予後を示したと報告しています。

(Hambrecht R et al. Circulation. 2004; 109: 1371.)

心臓カテーテル治療よりも運動療法の方が良好な予後を示した図
心不全における心臓リハビリテーションの効果

慢性心不全の方における外来心臓リハビリテーションを参加された方は、有意に死亡率を改善、心不全再入院を防げたと報告しています。

(Kamiya K et al. Circ Heart Fail. 2020; 13: e006798.)

心不全における心臓リハビリテーションの効果を表したグラフ

心不全における心臓リハビリテーションの効果を表したグラフ

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